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奇岩怪石が連なる大自然のアート『昇仙峡(しょうせんきょう)』

御岳昇仙峡の歴史

昇仙峡

全国屈指の景勝地として名高い「昇仙峡(しょうせんきょう)」は、秩父多摩甲斐国立公園内にあり、正式名称を「御嶽(みたけ)昇仙峡」と言います。

奥秩父の主峰である標高2595mの金峰山(きんぷさん)と、標高2592mの国師岳(こくしがたけ)を源とする荒川の渓流沿いに広がる、全長約5㎞の渓谷。

天にそびえるような花崗岩(かこうがん)の絶壁や、珍しい形の奇岩巨石が連なる圧倒的な絶景は多くの人々を魅了し、国の史跡名勝天然記念物にも指定されています。

参考:国指定文化財等データベース | 文部科学省

かつて秘境であったこの渓谷に人々の往来が始まったのは江戸時代。

1983年、昇仙峡の奥地にある集落に暮らしていた農民・長田円右衛門(おさだえんえもん)による新道工事がきっかけでした。

険しい峰道を歩くしかなかった村人達のために、親族や多くの協力者とともに甲府城下までの道を切り開き、9年の歳月をかけて渓流沿いに道を開通させたのです。

困難にも負けず、私財をも投げ打って尽力した長田円右衛門の功績を讃え、昇仙峡の遊歩道沿いには石碑が建てられています。

四季折々の渓谷美が魅力

新道が開通したことで昇仙峡の素晴らしい景観が世に広まりました。

明治時代になると甲府までの交通網も発達し、与謝野晶子や芥川龍之介、伊藤左千夫など多くの文人も訪れるようになりました。

絶景に感銘を受け、俳句や歌、随筆などに次々と記されたことから、一躍昇仙峡の名が有名になったのです。

現在も大自然が造り上げた独特の景観は変わることなく、全国観光地百選の「渓谷の部」では堂々と全国1位の座に輝いています。

春は山桜やツツジが渓谷を彩り、夏はまばゆいばかりの新緑、秋は色とりどりの紅葉、そして冬は水墨画の世界のような雪景色、と四季折々に異なる景色を見せてくれます。

中でも、5月中旬から6月中旬の新緑の時期と、10月下旬から11月下旬の紅葉の時期が最も人気のシーズン。

昇仙峡の紅葉

全国から訪れる多くの観光客で賑わいます。

甲府市街地からも車で約30以内とアクセス便利、JR甲府駅からは1時間に1本程度バスも運行しています。

昇仙峡の観光コース

遊歩道

昇仙峡の渓谷美を存分に堪能するためにはやはり遊歩道の散策が一番ですね。

スタート地点の昇仙峡口から、最奥に位置する昇仙峡ロープウェイ乗り場まではハイキングコースが整備され片道約2時間30分。

渓谷沿いに次々と出現する珍しい岩を眺めながら、大自然に抱かれての気持ち良いハイキングが楽しめます。

遊歩道は基本的には舗装され、休憩所やトイレもコース途中にあるので初心者でも心配はありません。

また、歩く以外にも昇仙峡名物「トテ馬車」に乗って、中間地点の「能泉(のうせん)」まで往復する約1時間30分のコースもあります。

トテ馬車

1950年に開始したというレトロな観光馬車は定員15名。

6名以上でトテ馬車発着所となる天神森を出発。途中馬の水飲み場で休憩し、その後能泉にて折り返し運転となります。

人の歩く速さとあまり変わらないゆっくりした速さで進み、御者(ぎょしゃ: 馬車の前部に乗って馬を操る人)さんが馬車から見える奇岩や観光スポットの説明もしてくれますよ。

スタート地点を飾る長潭橋(ながとろばし)

昇仙峡の最初の見どころは、スタート地点の左手に見える「長潭橋(ながとろばし)」です。

長潭橋の紅葉

1925年に建設された山梨県内最古の上路式コンクリートアーチ橋。

渓流をまたいで優美な曲線を描く様式は、昇仙峡の玄関口のシンボルとなっています。

全長34.6m、幅4.6mと、乗用車2台がようやくすれ違えるほどの道幅の橋。

現在は県道として利用されていますが、昇仙峡に架けられた貴重な建造物として、公益社団法人土木学会による選奨土木遺産にも認定され、将来的には保存される予定となっています。

参考:土木学会選奨土木遺産 関東支部 / 長潭橋

紅葉が美しい名所としても知られ、秋になると真っ赤に色付いたモミジが橋を彩ります。

色とりどりに染まった山も色を背景に、白い橋がくっきり浮かび上がる光景はまるで絵葉書のよう。

少し遠くから眺めるのが良いですね。

近くに橋全体を眺められる展望台もあり、橋を背後にして「昇仙峡・長潭橋」の看板を入れての記念撮影スポットとしても人気。

展望台からの長潭橋

奇岩巨石の並ぶ渓谷

昇仙峡ハイキングコース前半は、渓流に沿って次々と登場する奇岩巨石の数々に注目。

オットセイ岩

オットセイ岩

猿岩

猿岩

そして亀石トーフ岩ハマグリ石松茸石、などと名付けられた岩が出迎えてくれます。

天にそびえるような猿岩や、大沸岩などは迫力満点。

大自然が造り出した芸術作品の宝庫ですね。

全部で18種類ある巨石の特徴をつかんだユニークな呼び名は、かつてここを訪れた文人達が名付けたとのこと。

それぞれの岩や石の付近には案内板がありますが、「なるほど!」とすぐに発見出来るものもあれば、中には「どの石?」と、角度によってわかりづらいものもあり、宝探しのような気分。

あらかじめ地元で昇仙峡の詳しい案内図をもらっておくと便利です。

参考:昇仙峡観光協会|観光マップ

遊歩道の途中には河原まで降りられる場所もいくつかありますので、巨石の間を流れる川を間近で眺めるのも良いですね。

自分だけのネーミングをつけたくなる石が発見出来るかもしれません。

 

天然の楽器のような林「天鼓林(てんこりん)」

天鼓林

渓谷沿いの景色を楽しみながら、約2㎞進んだ中間地点には天鼓林(てんこりん)と名付けられた広場があります。

売店や休憩所もありますので、ここで一休みする人が多いですね。

この天鼓林とは、その名の通り太鼓のような林。

林の中で強く足踏みをしたり、飛び跳ねたりすると、ポンポンと言う楽器のような音がする場所があります。

地盤が固い奥秩父の山中特有の現象ですが、特に昇仙峡の天鼓林は澄んだ良い音が響くことで有名。

断崖絶壁の中にあるこの林の地層部分に存在する岩に、ところどころ天然の割れ目やひびがあると空気が溜まって太鼓の空洞のようになり、岩盤の上に積もった落ち葉などの柔らかい地層が太鼓の皮の役割をして音が出るそうです。

そんな不思議な天鼓林は昇仙峡随一の紅葉の名所。背の高い木々が赤や黄色に染まる時期は、天まで輝くばかりに幻想的。

林の中に佇む「あずまや」の中から眺める景色も風情があります。

あずまや

また、天鼓林のはずれには、隠れスポット「愛のかけ橋」があり、橋を渡ったカップルは幸福になると言われています。

   

天にそびえる昇仙峡の主峰「覚円峰(かくえんぽう)」

覚円峰の新緑

ハイキングコースの後半に入る地点で見えてくるのが、天に向かって白くそびえる「覚円峰(かくえんぽう)」です。

昇仙峡を代表する観光スポット。

トテ馬車の折り返し地点となる能泉(のうせん)からもその姿を望むことが出来ます。

花崗岩の山が長い年月をかけて浸食されたという巨大なオブジェ。

高さ約180mもある巨大な天然の岩壁は、見る者を圧倒する存在感。

ほぼ垂直に切り立つ1枚岩の壁に、緑の樹木が生い茂って彩り、より神秘的な白さが際立って見えます。

紅葉の時期には赤や黄色の鮮やかな色も加わって、見事なコントラストです。

覚円峰の紅葉

かつて秘境と呼ばれた昇仙峡一帯は、山岳信仰の山伏達が厳しい修行を行う修験道でもありました。

覚円峰の頂上には、畳数枚分ほどのスペースがあり、覚円と呼ばれる僧が座禅を組んだため、この名がついたと言われています。

遊歩道を挟んで覚円峰と向かい合うようにそびえるのは「天狗岩」

天狗岩

ゴツゴツした岩肌が、長い鼻を持つ天狗の横顔のように見えて、つるりとした覚円峰との対比も楽しめます。

         

巨大な花崗岩のトンネル

荒川の上流に向かっていくと、段々と道幅も細くなり渓谷も左右に狭くなってきます。

ゴール間近となってきた遊歩道に、突如巨大な岩のトンネル「石門」が姿を見せます。

石門

岩壁からがせり出して来た大岩が遊歩道を覆い、今にも崩れ落ちる寸前のよう。

下をくぐって通り抜ける時には、不意に落ちてこないかと、つい早足になってしまいます。

地面の岩とはつながっているようで、良く見るとわずかに隙間があります。

石門の先端

周囲には切り立った花崗岩の壁が続き、道端や川の中にも巨石がごろごろ。

石門をくぐった先には、昭和になって架け替えられた「昇仙橋」があり、石が連なる間をすり抜けて清流が勢いよく流れる様子が見られます。

清流

昇仙橋を渡ると、またもや遊歩道を屋根のように覆うもうひとつの小さな石門が登場。

まるで岩石で造られた不思議な帝国を探検しているような気分になります。

昇仙峡の最奥に流れ落ちる華麗な滝「仙娥滝(せんがたき)」

昇仙峡の最奥にある「仙娥滝(せんがたき)」が、散策のクライマックス。

切り立つ岸壁の割れ目から、落差30mで流れ落ちる3段の滝です。

つややかな花崗岩の上を流れる純白の優美な滝は、日本の滝百選にも選ばれています。

昇仙峡には他にも「不動滝」「雪虹滝」などいくつか滝がありますが、仙娥滝は最も水量豊かで勢いがあり、散策の最後を飾るのにふさわしい滝。

仙娥の「娥(が)」は仙女という意味で、中国神話に登場する「嫦娥 (こうが)」と呼ばれる、月に召された仙女を示しているとも言われます。

仙女のように美しい滝は、新緑や紅葉、雪景色と四季折々に風情があり、運が良ければ滝に虹がかかる光景に出会えるかもしれません。

仙娥滝に架かる虹

遊歩道から階段で降りると滝見台があり、滝壺のすぐ側まで近づくことが出来ます。

水底までくっきりと見渡せて抜群の透明度。マイナスイオンをいっぱい浴びて癒されますよ。

仙娥滝の近くには、駐車場やバス停もありますので、ここから周辺の観光スポットを巡ることも出来ます。

快適な空中散歩と絶景の展望台

昇仙峡を空から眺める「昇仙峡ロープウェイ」もおすすめ。仙娥滝から歩いてすぐ近く、昇仙峡の出口に乗り場があります。

昇仙峡のロープウェイ

かわいい「福仙人」のキャラクターが描かれた46人乗りのゴンドラで、標高1058mのパノラマ台駅まで約5分。

眼下に広がる豊かな緑の中、純白の岩壁がくっきり映える覚円峰も望めます。

秋には錦のじゅうたんような紅葉がみごと。

さらに山頂のパノラマ駅では、甲府盆地を見下ろし、遠くに南アルプスの山々や、世界遺産・富士山の雄姿を、360℃ぐるりと見渡す絶景が待っています。

昇仙峡ロープウェイのホームページにあるライブカメラでロープウェイ山頂駅からの現在の映像が見ることができますよ。

今日の富士山はどんな姿でしょうね。

駅から徒歩5分の場所にせり出すように造られた展望台からは、日本国内で高さを誇る山のうち、日本一の富士山だけでなく、2位の北岳、4位の間ノ岳の3峰が一度に臨める贅沢さ。

山頂には縁結びの神で人気の「八雲神社」や、御神木が祀られている「和合権現」などのパワースポットも多くあります。

八雲神社

さて、観光スポットは決まりましたか?
観光スポットが決まったら次は移動手段を決めましょう。
私がおススメするのは『貸切バス』です。
高いイメージがあるかもしれませんが、人数に合わせてバスのタイプをうまく選択すれば 安く済みますよ。

ツアーコンダクターがプライベートでも使用するバス

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