運行管理者について

運行管理者の必要性

運行管理者といった用語は普段一般に耳にしないものです。
しかし貸切バス事業においては運行管理者の選任が義務付けられており、重要な役職に位置付けられます。
運行管理者とはどういったものなのか、ざっと紹介しながら詳細について解説していきたいと思います。

運行管理者の概要

運行管理者、つまり、道路運送法や貸切自動車運送事業法などによって制定されたもので、事業用のバスなどの運行業務などで、管理して運営の要としての役割を担当していく人材の事を指しています。

運行管理者は、事業用の車両の運転者の常務割の作成から、休憩、睡眠施設の確保などやそれらの管理、運転者の指導監督などや、運転者の疲労度の把握、健康管理に至って、それらを統括した上での安全運行の指示なども役割です。

こういった運行管理者の選任の人数に関しましては、貸切バスの業務では5両以上で29両までの範囲、もしくは29両以内であれば1人以上とされています。
また、事業規模で、それらより多い30両以上で59両までの場合は2人以上の運行管理者の選任が義務となっています。

バス事業においては、安全性の確保の意味合いからも、運行管理者の持つ役割は大きく、「ドライバーの健康管理」、「疲労度のチェック」など、運行者のハードすぎるスケジュールなどの見直しを含めて、 全体として安全と、効率化を徹底した管理体制を取っていくことが求められます。

運行管理者の試験内容

実施時期は3月と8月末と年二回です。
試験の種類は「貨物」と「旅客」の2つです。
貨物はトラック事業、「旅客」はタクシー、ハイヤー、バス事業のことを指します。

誰でも受けれるわけではなく受験資格が必要になります。
実務経験1年以上の者もしくは基礎講習を修了した者(もしくは修了見込みの者)に受験資格が与えられます。

出題範囲は貨物だと

  • 「貨物自動車運送事業法関係 8問」
  • 「道路運送車両法関係 4問」
  • 「道路交通法関係 5問」
  • 「労働基準法関係 6問」
  • 「その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 7問」

の合計30問となります。

旅客の場合は

  • 「道路運送法関係 8問」
  • 「道路運送車両法関係 4問」
  • 「道路交通法関係 5問」
  • 「労働基準法関係 6問」
  • 「その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 7問」

の合計30問です。

試験の回答形式はマークシート4択になっています。
合格基準は、総得点において満点の60パーセント以上かつ、各分野の正解が1問以上
(その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力に関しては2問以上)あることです。

合格率は下記の通りです。

  • 平成21年 第一回  48%
  • 平成21年 第二回  53%
  • 平成22年 第一回  40%
  • 平成22年 第二回  33%
  • 平成23年 第一回  46%
  • 平成23年 第二回  47%
  • 平成24年 第一回  41%
  • 平成24年 第二回  24%

難易度は年々難化しており、平成24年の第一回においては試験傾向が変わったこともあり、
正答率が大幅に減りました。
そのため合格基準を引き下げる臨時処置を行われましたが、それでも合格率は20%台という低い値となりました。
今回変更があった試験傾向は今後も続くと公式に発表されているため、この高い難易度は今後も続くことが予想されます。

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